A-8.釈迦十六善神図 ご売約となりました。ありがとうございました。



 
釈尊の身体並びに背景は裏箔で表現され、柔らかみのある光沢を表現しています。
 
照り隈や繧繝彩色など彩色、配色に工夫が見られます。
  


表具は古裂表具(新装)です。

 


 サイズ 本紙 縦1247o、横547o、表具 縦2000o、横741o

 絹本著色、軸装、江戸時代

 釈迦三尊と四天王、十二神将、三蔵法師など大般若経の守護神を描いた絵画です。
 江戸時代特有の細密画で、各尊像の表情も生き生きと描かれています。
 また、江戸時代の仏画に多く見られる”ベタ塗り”感もなく、裏箔、裏彩色、照隈、繧繝彩色など彩色、配色に工夫が見られます。
 仏画のため無落款ですが、洗練された作風から腕の立つ仏画師の作とみて間違いなさそうです。
 尚、保存が良いため古く見えませんんが、使われている顔料の質や作風から文化文政頃の作と思われます。
 (年に一度の大般若会に用いる仏画ですので、燻煙や燈明の汚れが付着していません。)

 保存状態は若干の彩色の剥落が見られます。表具は寺院で使われた古裂を用いて新装したため頗る良好なコンディションです。
 表具:古裂表具(新装)、彫金金具付、桐箱入。