B-.魚養経断簡(古裂表具新装)





 価格 220,000円(消費税・送料込)

 サイズ 本紙 縦273o、横92o、界高233o、界幅およそ23o 
      表具 縦1205o、横400o ※表具幅は軸端を含まず

紙本墨書、軸装、大般若経巻第十五、奈良時代

稀代の能書 朝野魚養(あさののなかい)縁の奈良 元興寺十輪院に伝わり、その後、十輪院の衰退に伴いの薬師寺に移された大般若経で、「魚養経」(ぎょようきょう)の名で知られる経です。しかし、現代においては魚養の真筆ではなく、正倉院文書などから宝亀元年(770年)頃、官立の写経所で書かれた経であることが知られています。
魚養経はいずれも量感豊かな大文字が特徴ですが、当断簡は特にその傾向が顕著で筆の勢いを感じさせる個体です。

保存状態は1250年が経過した品とは思えないコンディションで、虫穴、シミ一つない極美品です。
表具は古裂表具(新装)で、落ち着いた色調でサイズもコンパクトにまとめられています。
尚、表具裂は古裂を使用しているため、上下の無地の裂地に擦れが見られます。

断簡となって民間で見かける魚養経は神護景雲経との混同がみられますが、魚養経は一紙に24行で書かれ、より縦横の界が大きく、文字の間隔も広く取られています。当断簡は近年に一紙(24行)から切断されたもので、魚養経で間違いのない品です。

参考資料
奈良国立博物館蔵 大般若経 巻第九十六(魚養経)