B-5.紀州池田庄金剛寺伝来 大般若経断簡


本紙中央上のシミに見える部分は紙に漉き込まれた楮の繊維です。






価格150,000円(消費税・送料込)

サイズ 本紙 縦236o、横528o、界高198o、界幅19o、表具 縦1060o、横559o
※本紙縦寸法は表具裂が数ミリ重なった寸法
※表具幅は軸端を除いた寸法


紙本墨書軸装、大般若経、和歌山金剛寺伝来、平安時代末期(12世紀中半)

「紀州池田庄金剛寺常住」の黒印が表裏にあることで知られる大般若経の断簡一紙二十八行です。
池田庄金剛寺は廃絶して今はなく、この蔵経も散逸し、各地に分蔵されるに至っています。
この経は稀に断簡となって民間で見る機会もありますが、書き手によって書風が大きく異なり、粗雑なものから達筆まで様々です。
その中で当断簡は墨痕鮮やかな紛れもない達筆の個体です。勢いを感じさせる流麗な速筆は同時代の墨書の経の中でも際立っています。

保存状態は、数か所に僅かな虫穴があるのみの極上のコンディションです。
表具は新装で、金茶とモスグリーン
のコンビで上手にまとめてあります。

尚、当断簡には「紀州池田庄金剛寺常住」の黒印は押されていません。(一巻に黒印は数か所のみです。)
印のある残巻から切り離した品ですので、伝来に関しましては保証致します。