A-2.三千仏図断簡 ご売約となりました。有難うございました。






中央付近の3体(拡大図)


右端の4体


右から5から8体目


右から3から12体目


左端の4体

サイズ 本紙 縦50o、横534o、額 縦202o、横795o

絹本著色、額装、室町時代

仏名会に用いられる三千仏図の横一列16体の仏が並ぶ断簡です。
目の粗い絹本に裏箔で仏本体を表し、手描きで面相、衣の線を描き、光背に群青、台座に緑青のシンプルで素朴な作風の品です。。
しかし、驚いたことに各仏の面相は近辺にいる実在の人物を写したように、実に個性的に描かれています。
柔和な顔もあれば、強情そうな顔、気の弱そうな顔と様々で、見ていて愉快な気持ちになります。。
仏名会で読み上げる仏の名がそれぞれ異なるように、本尊である三千仏図にもそれぞれに個性を与えたものかも知れません。

保存状態は本紙に傷みが生じていますが、額装に改めた時に修理されており、現状は浮きや剥がれはありません。
額縁は細い黒縁と杉の柾目、臙脂の古裂を合わせた別誂品の高級品で、今でも杉の香りが漂います。
額の素材は和風ですが、洋室にもよく似合います。(画像は洋室の漆喰の壁に掛けたものです)

横一列の並びは寂しいように思われますが、仏はお洒落な額と相まって意外にも見栄えがします。
おすすめの品です。

※額はアクリル、ガラスは入っていません。タトー付です。