C-2.十一面観音像 ご売約ありがとうございました。











木彫、漆箔、彫眼、江戸時代後期

サイズ 像高 265o、台座光背を含む高さ 400o


江戸時代後期の十一面観音像です。
京都で分業で作られた”数物”なのでしょうか?素晴らしく格調の高い面相に比べ、手足や衣の作りは大雑把な印象です。

保存状態は錺金具、岩座のパーツに欠損があります。
他に頭部の嵌め込みの接着が緩んでいます。(通常の鑑賞に全く問題はありません。)
尚、光背は付け根が破損して安定を欠いていますが、光背を外して鑑賞される方も多いため、修理せずにご案内します。


通常の室内光での撮影シルエットが際立って見えます。