D-3.春日盆 売約済









サイズ 横幅390o、奥行300o、高さ43o

木製、朱/黒塗り


本来は春日社の新饌具として使われた低い脚をもった盆で、「春日盆」とも、また末社の手力社にちなんで「手力盆」と呼ばれる品です。
本来は見えない裏面に蝶とトンボの螺鈿をあしらった奥ゆかしい品です。

コンディションは縁の黒塗りの部分に傷みが生じています。天板の朱塗りの部分に時代の汚れはあるものの目立った傷みはありません。

脚の地付に擦れが生じていますが、座りに問題はなく、十分に実用可能です。


春日社では江戸後期まで式年造替などの折に新饌具も新調され、古くなった品は民間に下されていたと言われます。

この品が春日社で実際に使われた品であるかは不明ですが、昨今作られたコピーとは時代感や趣が異なります。