D-6.五智宝冠(灌頂用具) 売約済
サイズ 高さ220o
銅製透彫、鍍金、江戸時代後期頃
金剛界五仏を種子で現わした山形の一面宝冠です。
通常は大日如来の宝冠として知られますが、こちらは密教の灌頂に用いるもので僧俗が被るものです。
種子は錫鍍金の月輪に文字を透かして裏から紙を充ててあります。
宝冠本体は唐草文の透かし彫りに鍍金が施してあります。(金の純度が低いため銅の地と同化した色合いになっています。)
実際に人が使用するため銅板は薄く軽量に作られています。
保存状態は鍍金の劣化以外に問題はありません。