C-2.十一面観音坐像(神像)

 

 顔の色調が異なって見えますが、煤の付着した影響で修理の痕跡ではありません。

 
 
 

 

 

 
 
 
価格 38,000円(消費税・送料込)

 サイズ 高さ190o

 木彫、江戸時代

 頭上面を持った菩薩形の頭部と両手を衣に隠す神像特有の身体を併せもった神仏が融合した像です
 黒く煤け簡略化された姿は民衆仏を思わせますが、大胆で手慣れた作風から技術のあるものの作と判ります。

 神仏習合、本地垂迹思想で作られた十一面観音像は懸仏をはじめとして夥しい作例があるなか、両手を衣に隠した神像様式が色濃い作例は極めて稀です。

 保存状態は頭上面のいくつかに欠損、破損があります。他に身体の主に左側面に虫食いが生じています。


 本来は目に見えないはずの神の本地のため、仏の姿も敢えて細部を作り込まずに表現したのでしょうか?
 神像の崇高さに民衆仏の庶民性が合わさった独特の雰囲気を感じさせる像です。