C-3.板仏・如来坐像 売約済
 
 
 

  

  

  

  


 サイズ 高さ265o、本体のみ高さ 192o

 木彫、レリーフ

 正面から見れば古風で威風堂々とした如来坐像ですが、実際は厚さおよそ9oの板仏です。
衣の中で両腕を組んだ像容から仏の光背に取り付けてあった化仏と考えてよさそうです。。
おそらくは等身大を越える巨大な仏像の光背を飾っていたものと思われます。

保存状態は本体裏面に虫食いが舐めるように生じ、左肩の周辺に古い傷みがあります。
また、本体の取り付け部分からやや体が向かって右に傾いでいます。
台座は本体と時代感が異なりますので、後補と見ます。

他に作例がないため時代は正確には判りません。
おそらくは室町から江戸時代で、少なくとも数百年は経過しているものと見てよいかと思います。

大変に珍しい品です。