A-1.胎蔵曼荼羅断簡・七母女天 売約済


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参考資料:大法輪閣刊『曼荼羅図典』より



サイズ 本紙 縦67o、横81o

絹本著色、室町時代(応永年間写)


室町時代の最初期の応永年間(1394〜1428)に描かれた胎蔵曼荼羅の外金剛部院・西方の帝釈女をはじめとした七尊です。
胎蔵曼荼羅の右下部に位置し七母天の一群七尊です、無暗に切断されたものではありません。

制作年代は切断前の記銘から室町時代最初期の応永年間に描かれた事が解っています。
作行は彩色こそ截金の施入はなく、やや発色が鈍い印象を受けますが、極めて線描の美しい品です。
曼荼羅の残欠は鎌倉時代の東寺旧蔵の品がつとによく知られますが、線描の美しさ、確かさにおいては引けをとりません。

尚、額は所有される方の好みもありますので、簡易額に入れてのお届けとなります。
趣向を凝らした額やマットをお選び頂くことも一興かと存じます。