A-5.胎蔵曼荼羅残欠 売約済





縦154o、横102o

絹本著色、応永年間写

室町時代最初期の応永年間(1394〜1428)※に描かれた胎蔵曼荼羅外金剛部の西方の諸尊です。
中世独特の目の粗い画絹に描かれているにも関わらず、線描の繊細な美しさは特筆すべきものがあります。

保存状態は顔料の剥落が見られますが、およそ600年が経過した品としては良い状態を保っています。
後世の補筆は見られません。

尊名は向かって左下が弓宮、左上の虫が蝎虫宮、中央上が秤宮、右下が月曜、右上が土曜です。

簡易額に入れてのお届けとなります。

※この曼荼羅が切断される前に応永の年記があったことが解っています。