A-3.理源大師 聖宝御影








面相は極めて細い線で描かれているため、デジタルカメラの描写力では表現出来ません。
上の画像をご参考に願います






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サイズ 本紙 縦613o、横373o、表具 縦1530o、横522o ※軸端を含まず

絹本著色、軸装、室町時代

醍醐寺の開山、事相の二大流派の一つ小野流の開祖、修験道の中興である理源大師 聖宝の御影です。

醍醐寺蔵の御影と同じく、正面向きで牀座(しょうざ)に坐し、右手で五鈷杵、左手で袈裟の端を握り、面相は四角い輪郭に印象的なハの字眉毛の姿で描かれています。
繊細な面相の描写、衣をグラデーションをつけて描き衣の質感を表現している点などから見て、高い技術を持った絵師の手によるものと判ります。
制作年代は画絹の質、やや暗い顔料の発色など室町時代の特徴を持っています。理源大師の御影は多くの祖師像などと比べ作例が多くなく、民間で見る機会は希です。

保存状態は本紙、表具ともに経年の傷み、巻シワ、小折れがあります。
本紙には顔料の剥落(袈裟の文様部分など)があります。表具は古裂で仕立てられており、下部に巻シワがありますが、鑑賞の妨げにはなりません。

肖像画という動きの乏しい静的な画題ながら、古色蒼然とした中に牀座の朱がひときわ目を引きます。
殊にほの暗い灯りで鑑賞、拝観すると、朱の台に乗った大師の朧げな姿が闇に浮かび、その様は高い神秘性を感じさせます。
時代相応の傷みが生じていますが、デジタル画像では表現しきれない深みと重厚感のある品です。
実物をご覧になられたい方はご相談ください。