B-7.大般若経断簡 売約済





 


サイズ 本紙 縦235o、横327o、界高201o、界幅20o、表具 縦1050o、横401o ※表具横は軸端を含まず

素紙墨書、軸装、大般若経巻第三百五、平安時代後期

平安時代後期の大般若経の断簡17行の軸です。

深く染められた打紙の料紙に終始乱れのない流麗な和様の文字が並びます。

抑揚の効いた華やか文字にもかかわらず、文字間のピッチは正確で字詰に破綻はありません。

 

コンディションは本紙、表具ともに良好です。

表具は鶯色の地に牡丹柄の金襴と浅葱色の上下の古裂の組み合わせで、品よくコンパクトにまとめられています。

箱書きは書家の堀江知彦。

 

由緒伝来が不明の品ですが、文字の魅力だけで十分に鑑賞に値する品です。