D-1.古銅 銅盤 売約済








マッチ箱との比較で大きさをイメージしてください。



直径400o、縁高45o、重量およそ3200g

伝・東大寺什物の大きな銅盤です。
材質は山金(やまがね)と呼ばれるもので、素朴な味わいのある品です。
作り鋳造で縁を鍛造で曲げて加工してあります。盤の厚さはおよそ4.5oで重厚感のある品です。
また、四方に直径5oほどの穴があけられています。
保存状態は中に使用で出来た細かなうち傷があります。変形、割れ、補修痕は見られません。

元来の用途は正確に解りません。
尚、東大寺に伝わった品とされますが、銘文や記録は残っていません。
箱は木箱で中に1936年発行の新聞が敷いてありますので、80年以上前に民間に出たものと判ります。

材質、時代感から中世のものと推測します。