A-5.毘沙門天三尊像図 売約済


縦長の作品のため下部のピントが甘くなっています。




右に吉祥天、左に善貮師童子




軸端は鍍金の彫金金具付
八双にネズミにかじられた痕があります。(表からは見えません)


サイズ 本紙 縦810o、横280o、表具 縦1910o、横280o ※軸端を含まず

紙本、木版彩色、軸装、江戸時代

毘沙門天とその妃である吉祥天に従者の善貮師童子を加えた三尊形式の図です。
一見完全な肉筆に見えますが、木版で摺った墨線を下図に手彩色した仏画です。
木版彩色仏画の特徴として色数が限られ、配色が単調になりがちな傾向になりますが、ご案内の品は肉筆に準じた色使いが見られます。

保存状態は本紙に折れ、シワがあります。表具は古びていますが。本紙の古さとつり合いが取れており、当面はこのままお使い頂くことをお勧めします。
尚、本紙は度々の修理で両端が切り詰められ、幅が細くなっています。
箱は新しい桐箱をご用意しています。