C-5.怒り天神像 売約済



 

 

 


サイズ 高さ215o

木彫一木造、室町時代〜江戸時代

菅原道真公が大宰府に流され無念の死をとげた怨念をあらわした怒り天神の像です。
天神像の古い作例は憤怒の形相のものが多く、近世以降は学問の神として次第に福神のように穏やかになる傾向にあるようです。

作りは一木の素木で簡略化された表現がされていますが、眉を吊り上げた憤怒の形相はリアルで、両手先も丁寧に作られています。
保存状態は右手に持った笏を欠き、煤が積もるように付着しているものの、他に目立った欠点はありません。

制作年代は室町〜江戸時代と思われますが、正確には特定できません。