D−1.透彫宝冠 売約済
宝冠から下垂するリボンは外されています。
宝冠の両脇にあり火炎宝珠はガラスもしくは水晶の宝珠が欠損しています。
サイズ 高さ220o、周囲およそ1100o
黄銅製、透彫、江戸時代
周囲およそ1100oの巨大な宝冠です。
周囲のサイズから等身大の2倍近い像の頭部を飾っていた宝冠です。おそらくは半丈六を超える3m級(立像)の巨像の頭部を飾っていたものと思われます。
(仏像の頭部が現実の人間に比べ大きく作られることを想定して大きさを推定しました。因みに半丈六は立像で2.4m、座像でその半分です)
宝冠の形状は至って普通の山形宝冠ですが、厚い銅板に鋤彫りで質感を持たせた中々の労作です。
材質は表面を時代の汚れが覆っているため判りにくい状態ですが、黄銅製と思われます。
この宝冠を頂いた巨像は何らかの理由で倒壊してしまったのでしょうか?宝冠入手時にはひどく変形していました。
しかし、幸いなことにパーツの欠損は殆どなく、向かって右側の火炎宝珠から下がる瓔珞を欠く以外に目立った破損、欠損はありません。
尚、宝冠の両脇から下がるリボンは外されています。
これほどのサイズ、存在感を持った宝冠は滅多に民間に出てきません。
表示の金額は入手時のものに少しの手間賃を頂いたものです。この品に関しましては送料実費ご負担でお願い致します。