A-5.柿本人麻呂像図





 


幕末〜明治の鑑定家 山名貫義の鑑定書「土佐光元」



価格68,000円(消費税・送料込) 

サイズ 本紙 縦1405o、横432o、表具 縦1930o、横595o 

紙本著色、軸装、桐箱入、伝・土佐光元筆

室町時代後期の絵師 土佐光元筆とされる歌聖 人麻呂の肖像画です。
やや寂しげに天を見上げる人麻呂の表情はとても繊細で、腕の立つ絵師の作とお判り頂けることと思います。
無落款ですので作者は参考までに、純粋に作品をお楽しみください。

和歌
右:ほのぼのとあかしの 浦の朝霧に 島隠れゆく 船ぞしおもふ
左:梅のはな それとも見えず ひさかた乃 あまぎる雪のなべてふれれば

保存状態は本紙に経年のシミ、汚れはあるものの入念な修理の手が入っており、目立つ折れ、シワはありません。
色紙の端に糊が弱くなったための浮きが若干生じていますが、鑑賞の邪魔になるものではありません。

人麻呂影供に用いられたものか?
古画としては良好なコンディションの品です。