C-1.檀像厨子入三尊像  売約済




衣文は截金風に金泥で表現されています。画像は拡大画像です。

 

サイズ 厨子高さ110o、扉丈88o 

木彫厨子仏三尊像、江戸時代

精緻な作りの檀像厨子入三尊像です。
尊名は勢至菩薩、右が虚空蔵菩薩、左が毘沙門天と思われます。
それぞれの像本の高さ(台座を除く)は勢至菩薩と虚空蔵菩薩がおよそ30o、毘沙門天がおよそ50oの極小仏です。
勢至菩薩を中尊とした三尊仏はあまり見られない珍しい並びの像です。

保存状態
向かって右の虚空蔵菩薩の裳裾(膝前に広がる衣の裾)と光背の一部に傷みがあります。
厨子は全面的に金泥で塗りなおしてあります。また、扉の前金具、蝶番が欠損しており、蝶番の代わりに古金襴が貼られています。
厨子の扉は開け閉めが渋くなっていますが、扉、厨子本体とも破損はなく隙間なく閉まります。

厨子の塗直しはやや惜しまれますが、仏像の精緻な作りは目を引くものがあります。