B-4.装飾法華経断簡 








価格88,000円(本体80,000円+消費税8,000円) ※送料は当方負担 

サイズ 縦236o、横163o


法華経巻第五 安楽行品第十四、平安時代後期〜鎌倉時代

装飾法華経の断簡8行です。

張りのある打ち紙の料紙に銀界を引いて墨書された経で、界線の上下と裏面全面に金銀の切箔、裂箔、銀砂子、銀の野毛の装飾が施された経です。
文字の背後の装飾に見える部分は、裏面の銀の装飾が長い年月をかけて表に透ったもので本来の装飾ではありません。
しかしながら、あたかも文様を施したようで図らずも鑑賞効果を高めています。

書風は書体や字詰めは必ずしも安定していないものの、伸びやかな文字で闊達に筆を走らせた印象を受けます。

尚、一行の字詰めが16文字のように見えますが、四文字偈の部分で、偈の区切りが狭く書かれているためです。


保存状態は極めて良好です。

時代は平安末期から鎌倉時代頃のものと推測します。

伝来は判っておりません。


A4伴両面アクリル額に入れてお届けします。