【鎌倉黒寶館】 

「黒寶とは何ものぞ・・・黒いお寶なり、名付けて黒寶と為す」

古くて黒っぽいお宝、小さな残欠、救出待ちの品・・・そんな品々に光をあてたコーナーです。
消費税含めて3万円までのお手頃価格で楽しい品、仏教美術以外の品も随時ご紹介してまいります。

※ご注文、お問い合わせはページの一番下からお願いします。
※こちらのコーナーの品は送料を実費ご負担お願いします。


宝篋印塔版木 売約済

  



サイズ 縦242o、横117o

堅い材に細い線で彫られた宝筐印塔の版木です。
塔身に五文字の種子、基壇に陀羅尼、基礎に八つの願文、版木の裏に趣意書き(擦った品の画像の下部をご参照ください)が彫られています。
趣意書きは「奉読嬬一萬部施印沙門弘俊」とあります。弘俊の人物に関しては不明です。

版木は摩耗もなく擦りに問題はありません。
宝筐印塔の版木は珍品です。



銅鋺 NEW






内部は錫鍍金が施されています。





価格18,000円(消費税込)
※送料は実費ご負担願います。

サイズ 高さ43o、口径123o

浅く端正な形状の精緻な作りの銅です。
作りは鋳造で内外共に轆轤目が完全に消えるまで表面が仕上げられています。
外は漆椀と見間違うほどの茶褐色の艶があり、内部は錫鍍金が施されいぶし銀に似た渋い色合いになっています。
元来の用途は不明ですが、作りの良さから一般庶民の什器でないことは明白です。



華鬘 売約済






サイズ 横幅150o、縦120o  ※瓔珞を除く

小型の華鬘です。
蓮文の透かし彫りで表面のみ鍍金が施されています。
記銘はありませんが、江戸時代中期頃の品でしょうか?時代も感じさせる品です。
古い華鬘の瓔珞は欠落してしまうことが多いようですが、ご案内の品は2本が残っています。



古銅仏具三種 売約済

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五鈷鈴、仏器、飲食器の三種です。

右:五鈷鈴は持ち手が銅、鈴が白銅の上質な品で、打ち鳴らすと澄んだ余韻の長い良い音がします。
惜しまれることに鈴の中の舌が付け根から失われています。(器用な方は直して見てください)
尚、形状は五鈷鈴ですが、大きさから持鈴として用いたものと思います。
サイズ 高さ130o、鈴直径58o

中央:仏器は用途はよくわかりません。仏前に供える水を汲んだものでしょうか?
鋳造は薄く、表面は轆轤で整えられています。金味はまさに古銅色で黒褐色です。

サイズ 高さ47o、直径75o

左:飲食器は脚の高い品で、密教法具というよりは仏前供養具のようです。
形状はやや歪みがあります。
サイズ 高さ99o、直径82o

三種類一括で入手したものですが、元から一具であったかは不明です。
いずれも時代を経て良い金味になっています。お気軽に楽しんで頂けると思います。



束帯天神図









価格28,000円(消費税込)
※送料は実費ご負担ください。

サイズ 本紙 縦998o、横403o、表具 縦1800o、横520o ※軸端を除く

絹本著色、紙表具、江戸時代

衣冠束帯姿で畳に座り、頭上に天神の象徴である松と梅を配した束帯天神図です。
少し寂しげな面相をみれば、腕の立つ絵師の作と容易に想像がつきます。
頭上の歌はおそらくは後書きと思われます。(歌の読み不勉強で下し出来ていません。)

絹本は上部背景を中心に傷みが生じ、畳の下部分に折れが生じています。
表具は元の表具裂を一部流用した紙表具です。箱はありません。
古画の趣あり。



十一面観音頭上面









価格25,000円(消費税込)
※送料は実費ご負担お願い致します。

サイズ 仏頭のみの高さ37o、台を含めた高さ73o

十一面観音の頭上向かって左側面の憤怒面です。
とても小さな品で人の親指ほどしかありません。

もとから素木だったのでしょうか、黒く煤けており金箔、彩色の痕跡はありません。
画像は黒っぽくて目r鼻の作りが解りづらいかもしれませんが、なかなか厳しい良い御顔立ちです。

台は贅沢にも特注で作った唐木の台が付いています。

時代は室町〜江戸。


鉄の鳥居 





価格8,000円(消費税込)
※送料はレタパックライトに限り当方で負担します。

サイズ 縦155o、横115o

打った鉄を鋲止めして作った素朴な鳥居です。時々見かける品ですが、何に利用したものでしょう?
神社の壁面に鉄製の模造の鉄剣や農具などを奉納する習慣は各地に伝わるようですが、鉄の鳥居の奉納は見たことがありません。

渋い金味の品です・
アート系の古道具屋で高く売っていそうな?・・・よく解りません。




宝瓶懐中仏 価格の見直しを致しました 







価格20,000円(消費税込)
※送料は実費ご負担願います。

サイズ 厨子の高さ 71o、宝瓶の高さ42o

珍しい宝瓶の懐中仏です。
宝瓶は愛染明王の台座でお馴染みですが、宝瓶を単独で厨子に入れた品は初見です。
想像になりますが、単独の尊像の三昧形ではなく、如意宝珠のような財宝を生むご利益を求めたもののように思います。

保存状態は宝瓶の一部に破損を直した痕跡があります。(肉眼では殆ど気になりません。)
蝶番に不具合はなく、扉の開け閉めに問題はありません
時代は江戸時代。



板絵
 価格を見直しました






価格12,000円(消費税込)
※送料は実費ご負担願います。

サイズ 縦240〜257o、横520o、板の厚さ10〜18o

二人の人物が州浜のようなと場所で空を飛ぶ海鵜のような鳥を弓矢で射る絵が描きつけてあります。
願文や「奉納」の文字は見られませんが、絵馬としてお堂の軒や絵馬堂に奉納されていたものかもしれません。

画題は神話から採ったものなのでしょうか?素朴な作風ながらどこか神秘的です。
板の材質もありきたりな端材を使ったものか?節穴が見事にあいています。




ローマングラス1. 




胴部分にヒビが入っています。


価格25,000円(消費税込)
※送料は実費でご負担願います。

高さ 93o

古代ローマで作られシリアの砂漠で発掘された香料をいれた小瓶です。
斑に銀化してなんとも不思議な色合いになっています。

胴にヒビ、首の付け根に直しの可能性があります。
中の砂が固形化して振ると音がします。
自立し、水漏れはありません。(短時間のテスト)


ローマングラス2. 







価格15,000円(消費税込)
※送料は実費でご負担願います。

高さ 75o

古代ローマで作られシリアの砂漠で発掘された小瓶です。
用途は香料をいれたものと思われます。
銀化と時代色が相まって胴のような色調になっています。

ヒビ割れや直しはありません。



懐中仏 千手観音像 売約済








厨子高さ 100o、像高およそ40o

二天像の扉絵のある千手観音の懐中仏です。
透彫りの光背に扉の金具が付けられた、なかなか作行の良い品です。
二天の扉絵は紙で描いたものが貼り付けてあるようです。

保存状態は千手観音の腕の幾つかが欠損している以外は目立った傷みはありません。
扉の開け閉め、金具の可動部も問題ありません。




油彩 大和古寺山門 







価格20,000円(消費税込)
※送料は実費ご負担願います。

サイズ 縦145o、横210o  額 縦395o、横515o

1935年のサインの入った作者不明の絵。
題名はありませんが、唐招提寺の山門のように思います。
額は制作当時のもので金泥が塗られています。

気に入ってコレクションしていた品ですが、ご希望がありましたら入手した価格でお譲りします。