【鎌倉黒寶館】
「黒寶とは何ものぞ・・・黒いお寶なり、名付けて黒寶と為す」
古くて黒っぽいお宝、小さな残欠、救出待ちの品・・・そんな品々に光をあてたコーナーです。
消費税含めて3万円までのお手頃価格で楽しい品、仏教美術以外の品も随時ご紹介してまいります。
※ご注文、お問い合わせはページの一番下からお願いします。
※こちらのコーナーの品は送料を実費ご負担お願いします。
◆仁和寺 大日如来護摩仏 売約済
正面台座框「寄進仁和寺」の文字(右から左読み)
光背上「入阿字門 諸密厳土」
光背右「発菩提心」、光背左「普土衆生」
背面台座框「慶安二年正廾八月阿弥敬白」(右から左読み) ※廾=二十
サイズ 高さ107o
江戸時代前期の慶安二年(1694)に仁和寺に奉納された大日如来の護摩仏です。
護摩仏とは護摩の灰を土に混ぜて焼成した泥仏の一種で、江戸時代に庶民の間で流行したと言われています。
護摩仏としては作りがよく古い作例と思われます。保存状態良好です。
◆板絵(古絵馬) NEW
価格16,000円(消費税込)
※送料は実費ご負担願います。
サイズ 縦240〜257o、横520o、板の厚さ10〜18o
二人の人物が州浜のようなと場所で空を飛ぶ海鵜のような鳥を弓矢で射る絵が描きつけてあります。
願文や「奉納」の文字は見られませんが、絵馬としてお堂の軒や絵馬堂に奉納されていたものかもしれません。
画題は神話から採ったものなのでしょうか?素朴な作風ながらどこか神秘的です。
板の材質もありきたりな端材を使ったものか?節穴が見事にあいています。
◆鎌倉彫鉦架残欠(象鼻)
価格16,000円(消費税込)
※送料は実費ご負担願います。
サイズ 最大長およそ200o、厚さ18o
念仏聖が肩から下げる鉦架の象鼻部分です。
放射光のように見えるのは龍の髭でしょうか?。
ひび割れなどの欠損はありませんが、塗の剥がれが少々あります。
作例が少なくい珍品ながら、鑑賞用とする以外に使い道はありません。
風流な方は壁に取付けてコート掛け、帽子掛けに使ってください(笑)。
室町時代から江戸時代の品と思います。
◆佐波理鋺
価格10,000円(消費税込)
※送料は実費ご負担願います。
サイズ 高さ62o、直径140o
佐波理と黄銅の中間のような黄灰色の鋺です。
作りは厚さ2oの薄い鋳造で表面は轆轤で整えられています。
何の変哲もない形状の鋺ですが、極めて精緻に作られています。
仏前の供養具、仏供鋺として使われたものと考えますが、正確には判りません。
傷みはありません。
◆ローマングラス1.
胴部分にヒビが入っています。
価格26,000円(消費税込)
※送料は実費でご負担願います。
高さ 93o
古代ローマで作られシリアの砂漠で発掘された香料をいれた小瓶です。
斑に銀化してなんとも不思議な色合いになっています。
胴にヒビ、首の付け根に直しの可能性があります。
中の砂が固形化して振ると音がします。
自立し、水漏れはありません。(短時間のテスト)
◆ローマングラス2.
価格16,000円(消費税込)
※送料は実費でご負担願います。
高さ 75o
古代ローマで作られシリアの砂漠で発掘された小瓶です。
用途は香料をいれたものと思われます。
銀化と時代色が相まって胴のような色調になっています。
ヒビ割れや直しはありません。
◆懐中仏 千手観音像
価格25,000円(消費税込)
※送料は実費ご負担願います。
厨子高さ 100o、像高およそ40o
二天像の扉絵のある千手観音の懐中仏です。
透彫りの光背に扉の金具が付けられた、なかなか作行の良い品です。
二天の扉絵は紙で描いたものが貼り付けてあるようです。
保存状態は千手観音の腕の幾つかが欠損している以外は目立った傷みはありません。
扉の開け閉め、金具の可動部も問題ありません。
◆油彩 大和古寺山門
価格20,000円(消費税込)
※送料は実費ご負担願います。
サイズ 縦145o、横210o 額 縦395o、横515o
1935年のサインの入った作者不明の絵。
題名はありませんが、唐招提寺の山門のように思います。
額は制作当時のもので金泥が塗られています。
気に入ってコレクションしていた品ですが、ご希望がありましたら入手した価格でお譲りします。