C-5.檀像 地蔵菩薩立像 売約済







 








小さな足先まで緻密に彫られています。


桐箱入


サイズ 台座を含む高さ160o、蓮台より上92o、本体のみ80o

檀像、截金、鎌倉時代

無彩色の檀像に緻密な截金を施した地蔵菩薩立像です。

木目のない褐色の地肌はから、材質は香木もしくは代用材で作られたものと思われます。
白檀などの香木は国内に自生しないため、木目の目立たない桜やカヤが代用材として使用されることが一般的だったようです。

面相からは藤原風の静謐な雰囲気を感じさせますが、身体は鎌倉彫刻の特徴である緻密な写実的な表現で出来ており、截金が施されています。

特に衣の翻り、襞、袖に出来た腕よる空洞まで深く彫りこまれた様子は、まさに鎌倉彫刻の真骨頂と言ったところです。
截金は斜格子、雷文、霰(あられ)文様で、直性基調のものがメインですが、衣の襞の隙間や背面にまで施されています。

截金はバリエーション豊富とは言えないものの、像高80oにこれより複雑な截金は事実上困難と思います。


保存状態は台座、光背が欠損しています。その他、顔に若干の擦れが生じています。

顔の擦れは画像では撮影にライトを用いたために目立ちますが、通常の室内光りで見る限りでは殆ど目立ちません。

別木で作られた両手先と台座下の敷茄の部分の金箔部分は後補、台形の台座は先の蒐集家が誂えたものです。


掌にのる鎌倉彫刻、絶品彫刻です。

価格等、お気軽にお問合せ願います。