D-1.愛染明王鏡 売約済
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サイズ 直径115o、縁高11o
銅製鋳造、室町時代
愛染明王像が陽刻された鏡で、一般に愛染明王鏡と呼ばれる鏡です。
一般的な愛染明王鏡はありふれた蓬莱鏡が多いようですが、ご案内の品は神社に鳥居、上部に半月が刻まれた珍しい鏡です。
神社の社殿は外区にまではみ出すほど、長大に表現されています。喜多方の長床のようにも見えますが、定かではありません。
保存状態は鏡面に曇りが生じていますが、キャストが良く文様がクッキリと際立っています。
目立った傷のない良い状態を保っています。
愛染明王鏡は室町時代に多く作られましたが、どのような目的で用いられたものか不明な点の多い鏡です。
今までに複数の愛染明王鏡を取り扱いましたが、ご案内の文様は初見です。