B-4-2.泉福寺焼経(額装七行)




角度を変えて見ますと、一面に蒔かれた金箔がキラキラ光ります。



価格198,000円(本体180,000円+消費税18,000円) ※送料当方負担

サイズ 本紙 縦およそ245o、横142o、額 縦400o、横310o

藍紙墨華厳経巻第七、平安時代後期(11世紀)、額装

藍紙に墨書の華厳経で、河内泉福寺に伝来し、火難の焼痕を遺すことから「泉福寺焼経」と呼ばれる品です。
藍紙とは藍で染めた紙の繊維を漉き込んだ紙で、藍紙万葉がよく知られますが、写経は同経の他にはごく僅かに散見できるのみです。
書体は平安末期に大量に書写された経とは格の違いを感じさせる格調高いもので、小粒ながら墨痕鮮やかな凛とした文字が目を引きます。

焼け焦げによる損傷の多い個体の多い同経にあって、上下の界線が文字のほぼ完全に残り、文字の損傷の少ない個体です。
また、料紙は焦げ色の付着が少なく、藍紙の鮮やかさをよく保っています。
現状は色紙状の厚紙に貼り込んであります。(掛軸に仕立てるときは、厚紙の表面ごと剥がすことをお勧めします。)
文字の美しさ、焼けによる欠損の少なさ、料紙の鮮やかさ、金箔の残存状態はいずれも良好です。

焼け焦げ多く残る個体の多い同経の中にあって、とても状態の良い品です。
煌びやかな料紙にキリリとした墨書が映えます。